健康には自信があった自分が
まさかがんになるなんて…。
健康には自信があった自分が
まさかがんになるなんて…。
食生活や生活習慣の変化により、不摂生になりがちな現代人。風邪をひくと「やっぱり健康には気を付けよう」と思いますが、しばらくするとまた以前の食生活、生活習慣に戻ってしまう人も多いのではないでしょうか。元プロボクサー、竹原慎二さんもその一人。
竹原慎二
「特に現役の時は、健康に気を遣うどころか体重を落とすのが最優先で、栄養バランスなんて考えた生活は全くしていませんでした。 試合の前は1か月で10㎏落とさなきゃならないこともあったので、コンビニで買ったおにぎりだけ、なんてこともよくありました。ボクシングを引退して芸能界で仕事をするようになってからは三食外食という日も多く、自宅で食事をするのは週に数回。仲間と集まる場が多く、お酒を飲む機会も多かったですね。」
香織
「外食続きの毎日だったので、夫が何を食べているのかもわからなかったし、睡眠時間も夫婦でバラバラでした。もともと料理は好きなので、夫の健康には気を遣っていると思われがちなのですが、特に現役時代は食事にしろ睡眠にしろ〝夫のやり方”があり、それがベストだと思っていたので口を出すことはなかったんです。今思えばあの時、少しでも私が管理できていたらなぁって…。」
ボクシングで体を鍛えていたこともあり、健康には人一倍、自信のあった竹原さん。
しかし2014年、膀胱がんステージ4の宣告を受けました。
既に転移もあり、余命1年という突然のがんの告知。当然、ご夫婦にとってすぐに受け入れられるものではなく竹原さんご自身は諦めていた部分もあったそうです。
そんな中、香織さんがまず始めたのは今、起こっていること、今後の予定など思いついたことを何でもノートに書きだして、頭と心を整理すること。その次にインターネットや文献、知り合いから得た情報の中から「これは良さそう」と感じた免疫療法や食事療法、漢方薬を取り入れた生活をスタートさせました。